3-4, 2つのタイプの環境と採るべき戦略視点

戦略的セグメンテーションを通じて、新たな戦略的事業領域(SBA)に自社を位置づけ直すこと、高い乱気流水準では、SBAの非連続性を意識し、事業領域を定義し直す必要に迫られます。

図表のとおり、“現状延長型の環境”では既定の路線を維持していけば事足ります。加えて、成功しているロールモデルを焼き直すことも比較的容易です。 模倣戦略は安定した環境条件下で効果を発揮するケースが多く見受けられます。

一方、“乱気流型の環境”では、ドラスティックな戦略の転換が求められます。事業領域の見直しはそのための試金石です。事業領域が戦略を方向づけるといってもいいでしょう。新たなSBAを規定することで、自ずと自社が採るべき戦略が明確に意識されるともいえます。

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