5-3, 戦略的重点課題の経営の仕組みづくり

SIMは、社内外で発生する「不測の変化」を初期の段階で識別し、リアルタイムに対応するためのシステム的なアプローチです。

具体的には、主要な「戦略的重点課題リスト」を作成し、絶えず計画的に見直していきます。このサイクルを通して、「緊急な課題」を抑止するには、継続的な環境モニターニングが欠かせません。

トレンドへの迅速な対応を確保するには、組織として重点課題の経営体制を明確にし、「遅延なしに行動を起こす」ことが肝要です。必要とあれば組織の枠を飛 び越えて、即応できる体制を割り当てる必要もあります。プロジェクトの責任者は、対応策の検討に留まらず、課題解決までの一貫した権限を付与されるべきで す。そこまで準備してはじめて、いざというときの迅速性が発揮されるものです。

SIM「戦略的重点課題の経営」とは、計画のみならず、実行までを確実に担保する一連の経営活動であり、そのための戦略的なシステムなのです。

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