4-10, 戦略検証

次に戦略ビジョンをうけて実現への戦略を策定していきます。従来と異なる点は、実行計画で設定した戦略成果目標に基づき、全体を取りまとめ、定量的な経営目標を設定することです。これが戦略に裏づけされた経営目標です。定量的な目標値と、定性的なビジョンとは表裏一体のものです。

戦略内容を決定し実行に移していくのは、図表4・1で示した上昇フロー、戦略検証のプロセスです。これは、採るべき行動と実行から成果への整合性を比較検証するものです。一つには戦略の適合性で、採るべき 戦略が目的にフィットしているかどうか判定します。もう一つは、戦略による具現と効果の有効性で、ヒット性とも言い換えられます。

これらは、ビジョン、戦略、実行計画、成果、が経営目的に沿って一貫しているかどうかで判断されます。当然それは戦略行動と成果の一致を基準とするものです。これが戦略策定における検証の道筋です。検証段階まで含めて、ストラテジック・ポスチャー・プラニングは完結します。

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